“折戸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おりど83.3%
をりど16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弱虫のくせに四つ目垣を乗りこえて、栗をぬすみにくる。ある日の夕方折戸おりどかげかくれて、とうとう勘太郎をつらまえてやった。その時勘太郎はみちを失って、一生懸命いっしょうけんめいに飛びかかってきた。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
三月からわずらって居ります所へ、新三郎は折戸おりどの所へ参り、そっとうちの様子をのぞき込みますと、うちでは嬢様は新三郎の事ばかり思い続けて、たれを見ましても新三郎のように見える処へ
いつかはなした錦繪にしきゑせるからおりな、種々いろ/\のがあるからとそでらへてはなれぬに、美登利みどり無言むごんにうなづいて、びた折戸をりど庭口にはぐちよりれば、ひろからねども、はちものをかしくならびて
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)