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折戸
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おりど
ふりがな文庫
“
折戸
(
おりど
)” の例文
弱虫の
癖
(
くせ
)
に四つ目垣を乗りこえて、栗を
盗
(
ぬす
)
みにくる。ある日の夕方
折戸
(
おりど
)
の
蔭
(
かげ
)
に
隠
(
かく
)
れて、とうとう勘太郎を
捕
(
つら
)
まえてやった。その時勘太郎は
逃
(
に
)
げ
路
(
みち
)
を失って、
一生懸命
(
いっしょうけんめい
)
に飛びかかってきた。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
三月から
煩
(
わずら
)
って居ります所へ、新三郎は
折戸
(
おりど
)
の所へ参り、そっとうちの様子を
覗
(
のぞ
)
き込みますと、うちでは嬢様は新三郎の事ばかり思い続けて、
誰
(
たれ
)
を見ましても新三郎のように見える処へ
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
趣が変って三保の松原という段取りになったので……それで鶴屋へ送り込むようにおっしゃったあの乗物を、途中から七兵衛が行って
折戸
(
おりど
)
の方へ曲げて、三保の松原へ連れ込んだところなので。
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
折戸
(
おりど
)
を入ると、そんなに広いと言うではないが、谷間の一軒家と言った形で、三方が高台の森、林に包まれた、ゆっくりした荒れた庭で、むこうに座敷の、
縁
(
えん
)
が涼しく、
油蝉
(
あぶらぜみ
)
の中に
閑寂
(
しずか
)
に見えた。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
新「まアおはいりなさい、
其処
(
そこ
)
の
折戸
(
おりど
)
のところを明けて」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
と
折戸
(
おりど
)
を開けて
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
折
常用漢字
小4
部首:⼿
7画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
“折”で始まる語句
折
折角
折檻
折々
折柄
折敷
折鞄
折助
折悪
折節