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ゑ
長吉のわからずやは
誰れも
知る
亂暴の
上なしなれど、
信如の
尻おし
無くは
彼れほどに
思ひ
切りて
表町をば
暴し
得じ、
人前をば
物識らしく
温順につくりて
正太は
何故とも
得ぞ
解きがたく、
畑のうちにあるやうにてお
前は
何うしても
變てこだよ、
其樣な
事を
言ふ
筈は
無いに、
可怪しい
人だね、と
是れはいさゝか
口惜しき
思ひに
夫れでは
何か
理屈があつて
止むを
得ずといふ
次第か、
苦しからずは
承りたい
物だといふに、
貴君には
聞いて
頂かうと
此間から
思ひました、だけれども
今夜はいけませぬ、
何故/\
踊りに
妙を
得し
雪といふ
美形、
唯今のお
座敷にてお
米のなります
木はと
至極あどけなき
事は
申とも、もとは
此所の
卷帶黨にて
花がるたの
内職せしものなり、
評判は
其頃に
高く
去るもの
日々に
踈ければ