“解得”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げとく50.0%
かいとく25.0%
ときえ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
従来の自分というものを深く反省かえりみてみると、学問に没しすぎてきたため、学的にばかり物を解得げとくしようとし、どんな教義も
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
正しき伝統を解得かいとくし継承し、よってもって現時の文明にいささか貢献するところあらんと期する身が、この醜態は情ない。
水害雑録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
六月朔日ついたち卯発。琵琶嶺をすぎ山を下れば松林あり。右方に入海のさまにて水滔々たり。諸山の影うつる。海の名を轎夫けうふに問へば谷間の朝霧なりと答ふ。はじめて此時仙台政宗の歌を解得ときえたり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)