“不得”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
エニ40.0%
えざれ20.0%
えず20.0%
ふとく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えには不得エニ即ち不能といふことで、こゝは「言へば言ひえに」を略してゐる。「言はうとすれば言へぬし、といつて言はずにゐれば胸がわく/\する」
古代中世言語論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ついに日本の形勢不得止して、国会を開くに至らば、能く注意し、国法を定め、而して仮令如何様の事あるも、国費を微収するには、国会の許諾を不得えざれば、不出来様の、不策に出る勿れ、若し其権を
うなじを垂れて屈託そう、眉毛のあとが著るしくひそんで、じっと小首を傾けたり。はてこの様子では茶も菓子もと悟ったが、そのまま身退くことを不得えず。もう一呼吸ひといきずるりと乗出し
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
門野かどの不得ふとく要領に
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)