“願文”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がんもん87.5%
ぐわんもん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上訴じょうそ上訴。——われらのうち数名のものが、まず政庁に赴いて、念仏停止ちょうじ願文がんもんをさし出し、朝廷へ訴え奉るが何よりの策じゃ」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「御用人様、——若殿お命を速やかに縮め給え、穴賢あなかしこ——と紅筆で願文がんもんを書くような人間は、御屋敷に心当りはありませんか」
「御用人樣、——若殿お命を速かに縮め給へ、穴賢あなかしこ——と紅筆で願文ぐわんもんを書くやうな人間は、御屋敷に心當りはありませんか」
所詮しよせん此の経を一〇一魔道に回向ゑかうして、恨をはるかさんと、一すぢにおもひ定めて、ゆびやぶり血をもて願文ぐわんもんをうつし、経とともに一〇二志戸しとの海にしづめてし後は、人にもまみえず深くぢこもりて