“綿銘仙”の読み方と例文
読み方割合
めんめいせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せ姿のめんやうすご味を帯びて、唯口許くちもとにいひ難き愛敬あいきょうあり、綿銘仙めんめいせんしまがらこまかきあわせ木綿もめんがすりの羽織は着たれどうらは定めし甲斐絹かいきなるべくや
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
しいをんな服粧みなりるいなど哄然どつわるはれる、おもへば綿銘仙めんめいせんいとりしにいろめたるむらさきめりんすのはゞせまおび、八ゑんどりの等外とうぐわいつまとしてはれより以上いじやうよそほはるべきならねども
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「ふ、ふ、ふ、お前には綿銘仙めんめいせんの羽織か、双子ふたごの綿入あたりが相当しているよ、どこのおたんちんが、こんなゾロリとしたお仕着しきせを、ほかならぬ金公にかぶせてやる奴があるものか」
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)