“秩父銘仙”の読み方と例文
読み方割合
ちちぶめいせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これくらいあればじゅうぶんだろうと用意しておいた秩父銘仙ちちぶめいせんばかりでもが、優に二千反を売り切ったというような、比類なき大景気でありました。
ひょっとこは、秩父銘仙ちちぶめいせんの両肌をぬいで、友禅ゆうぜんの胴へむき身絞みしぼりの袖をつけた、派手な襦袢じゅばんを出している。
ひょっとこ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
横を向いてふと目に入ったのは、ふすまの陰に婆さんが叮嚀ていねいに畳んで置いた秩父銘仙ちちぶめいせんの不断着である。
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)