“わらっ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
冷笑33.3%
微笑33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また説が変れば又書替かきかえて又見せるから、能く見ておいて、乃父おれの死んだ後で争うような卑劣な事をするなよと申してわらって居ます。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
政府に這入りさえせねば馬鹿者の威張るのを唯見物して唯わらって居るばかりなれども、今の日本の風潮で、役人の仲間になれば
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それでも執拗しつこくせがむので、おれはその声が癪にさわって来た。彼女はいかにも腹立たしそうな物のいい方をして、おれの不精を皮肉ったり、冷笑わらったり、軽蔑して肩をゆすぶったりした。
ピストルの蠱惑 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
「炭のことは私共に解らんで……」と莞爾にっこり微笑わらってそのまま首を引込めて了った。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)