“笑（じょう）” の例文

笑（じょう）、笑談（じょうだん）言って。私なんざ年ばかしいい年して、からもう意気地がねえもんだから、いくら稼いでも、やっと二人が口を糊（ぬら）して行くだけでげさ、へへへへ。

世間師 (新字新仮名) ／ 小栗風葉(著)

「笑（じょう）、笑談じゃござんせんよ。あんまり大きな声をお出しなすったんで、胆（きも）をつぶしました。魚は川の蛆（うじ）と言うくれえなものなんだもの、ハヤがいたって何も珍しかござんせんよ」

旗本退屈男：05 第五話　三河に現れた退屈男 (新字新仮名) ／ 佐々木味津三(著)

“笑（笑い）”の解説

笑い（わらい）とは、楽しさ、嬉しさ、おかしさなどを表現する感情表出行動の一つ。笑いは一般的に快感という感情とともに生じ、感情体験と深くかかわっている。また、笑いは感情表現の中でも極めて特殊なものであり、すぐれて人間的なものである。一般的に動物の中で笑うのは人間だけである。怒り、悲しみなどの表現は動物にもあるが、笑いがすぐれて人間的である理由として、笑いには「笑うもの」と「笑われるもの」という分離があり、何かを対象化するという心の働きが必要となる。
(出典:Wikipedia)

笑	常用漢字 小４ 部首:⽵ 10画