“此行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
このかう50.0%
このこう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝ此行このかう氷川ひかはみやはいするより、谷中やなかぎ、根岸ねぎし歩行あるき、土手どてより今戸いまどで、向島むかうじまいたり、淺草あさくさかへる。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
此行このこう都下に滞留すること僅に二周間に過ず、團十郎再度ふたゝび場に登らず、圓朝氏留って帰らざるを以て、遂に二氏の技芸を見聞する能わず、宝山空手の思い徒に遺憾を齎らして還る。
松の操美人の生埋:01 序 (新字新仮名) / 宇田川文海(著)