“二三度”の読み方と例文
読み方割合
にさんど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……灰色はひいろ禿げた古鼠ふるねずみが、八九疋はつくひき小鼠こねずみをちよろ/\とれてて、日比谷ひびや一散歩ひとさんぽつたつらで、をけぐらゐに、ぐるりと一巡ひとめぐり二三度にさんどして、すましてまたえんしたはひつてく。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
十度とたび、これをあらひたるものは、うまれし 清秀せいしうにしてたつとし。あらふこと二三度にさんどなるものは、尋常じんじやう中位ちうゐひと、まるきり洗濯せんたくをしないのは、昏愚こんぐ穢濁あいだくにして、しか淫亂いんらんだ、とをしへたのである。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
坊主ばうず二三度にさんどうなづいた。で、ふかひろひたひせた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)