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欵待
ふりがな文庫
“欵待”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かんたい
37.5%
もてなし
25.0%
もてな
18.8%
あしら
6.3%
あしらひ
6.3%
くわんたい
6.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんたい
(逆引き)
保はこれを忍んで数カ月間三人を
欵待
(
かんたい
)
した。そして殆ど
日々
(
にちにち
)
貞固を横山町の尾張屋に連れて往って
馳走
(
ちそう
)
した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
欵待(かんたい)の例文をもっと
(6作品)
見る
もてなし
(逆引き)
彼は貴婦人の
貌
(
かたち
)
に
耽
(
ふけ
)
りて、その
欵待
(
もてなし
)
にとて携へ来つる双眼鏡を参らするをば気着かでゐたり。こは殿の
仏蘭西
(
フランス
)
より持ち帰られし名器なるを、
漸
(
やうや
)
く
取出
(
とりいだ
)
して
薦
(
すす
)
めたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
欵待(もてなし)の例文をもっと
(4作品)
見る
もてな
(逆引き)
われは物語の昔日の
過
(
あやまち
)
に及ばんことを
慮
(
おもんぱか
)
りしに、この
御館
(
みたち
)
を遠ざかりたりしことをだに言ひ出づる人なく、老公は優しさ舊に倍して我を
欵待
(
もてな
)
し給ひぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
欵待(もてな)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
あしら
(逆引き)
別に
馴染
(
なじみ
)
の家もないので仕方なく淀文へ行くと、お珍しい、お久し振、お見限りと、変ったことのない
欵待
(
あしら
)
いに貞之進も少しく胸を撫で、膳より先に小歌をと云うと、はいと女は下りて行ったが
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
欵待(あしら)の例文をもっと
(1作品)
見る
あしらひ
(逆引き)
出るや否や下に/\の
制止
(
せいし
)
の
聲々
(
こゑ/″\
)
滯
(
とゞこ
)
ほりなく渡邊橋の
旅館
(
りよくわん
)
にこそ歸りける今は
誰
(
たれ
)
憚
(
はゞか
)
る者はなく幕は
玄關
(
げんくわん
)
へ
閃
(
ひらめ
)
き表札は雲にも
屆
(
とゞ
)
くべく恰も
旭
(
あさひ
)
の
昇
(
のぼ
)
るが如き
勢
(
いきほ
)
ひなれば
町役人
(
まちやくにん
)
どもは晝夜
相詰
(
あひつめ
)
いと
嚴重
(
げんぢう
)
の
欵待
(
あしらひ
)
なり
扨
(
さて
)
御城代には
御墨附
(
おすみつき
)
の
寫
(
うつ
)
し并びに
御短刀
(
おたんたう
)
の
寸法
(
すんぱふ
)
拵
(
こしら
)
へ迄
委敷
(
くはしく
)
認
(
したゝ
)
め
委細
(
ゐさい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
欵待(あしらひ)の例文をもっと
(1作品)
見る
くわんたい
(逆引き)
「此頃は新橋ださうですね。若くつて綺麗ですから御無理もありませんけれどねえ。」お糸さんはこんなことを云つて
心
(
しん
)
から珍らしさうに
欵待
(
くわんたい
)
した。
二黒の巳
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
欵待(くわんたい)の例文をもっと
(1作品)
見る
欵
部首:⽋
11画
待
常用漢字
小3
部首:⼻
9画
“欵”で始まる語句
欵冬
欵
欵乃
欵苳
“欵待”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
斎藤緑雨
平出修
作者不詳
谷崎潤一郎
樋口一葉
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
徳田秋声
島崎藤村
森鴎外