“妄漫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もうまん66.7%
ぼうまん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妄想もうそうのはなはなだしきものにして、その妄漫もうまんなるは、空気・太陽・土壌の如何を問わず、ただ肥料の一品に依頼して草木の長茂を期するに等しきのみ。
徳育如何 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
我が輩の開陳するところ、必ずしも妄漫もうまんならざるを許す者あるべしと、あえて自からこれを信ずるなり。
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
日本は未だ国を成さざるものなりなど、口を極めて攻撃せらるるときは、我輩も心の内には外国人の謬見びゅうけん妄漫ぼうまんを知らざるにあらず、我が徳風くまでにやぶれたるにあらず、我が家族悉皆しっかい然るにあらず
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)