“謬見”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びゅうけん84.4%
びうけん15.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浅慮なる彼らは謬見びゅうけんをいだいて、罪に対する非常なる鈍感をあたかも力の一要素ででもあるかのようにおのがやかたのうちに導き入れた。
また、科学はマテリアリズムに導く、という一般的謬見びゅうけんを排し、計算や実験では解けない“higher mysteries of being”のあることを暗示した。
レーリー卿(Lord Rayleigh) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
しかして、一夢さめきたれば全部分活動するをもって、一部分の想像の全く謬見びゅうけんなるを知るに至る。
妖怪学 (新字新仮名) / 井上円了(著)
元来西洋の人は我が日本の事情に暗くして、ややもすれば不都合千万なる謬見びゅうけんを抱く者少なからず。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
そういう口上そのものが年を経るとともに一層固くなりつよく膠着こうちゃくするものであって、物識り顔からそういう謬見びゅうけんをこそぎおとすにはよっぽど鏝でごしごしやらなければならない。
三十一文字と定め十七文字と定めし事もと是れ人間が勝手につくりし掟なればそれに外れたりとて常に用うべきにあらずとは笑ふべき謬見びうけんなり。
字余りの和歌俳句 (旧字旧仮名) / 正岡子規(著)
鴎外、山口の二学士が小説に罪過説を応用すべからずと云ふは、横から見るも縦から見るも解すべからざる謬見びうけんと謂はざるを得ず。
罪過論 (新字旧仮名) / 石橋忍月(著)
元禄びとには元禄びとの調べがあり、大正びとには大正びとの調べがあると言ふのは必しも謬見びうけんと称し難い。
発句私見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そして謬見びうけんを抱いて社会の継子ままことなつた人人に対して、謬見を抱いた政治が施された。
計画 (新字旧仮名) / 平出修(著)
そして謬見びうけんを抱いて社會の繼子まゝことなつた人々に對して、謬見を抱いた政治が施された。
計画 (旧字旧仮名) / 平出修(著)