“びうけん”の漢字の書き方と例文
語句割合
謬見100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元禄びとには元禄びとの調べがあり、大正びとには大正びとの調べがあると言ふのは必しも謬見びうけんと称し難い。しかしその調べと云ふ意味を十七音か否かに限るのは所謂いはゆる新傾向の作家たちの謬見である。
発句私見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
同志と稱する者がかう云ふ間違つた見方をしただけであるならまだよかつたが、政治家の多數が亦觀察を誤つた。そして謬見びうけんを抱いて社會の繼子まゝことなつた人々に對して、謬見を抱いた政治が施された。
計画 (旧字旧仮名) / 平出修(著)