“ぼうまん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
暴慢71.4%
妄漫14.3%
膨満14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
教育の精神は単に学問を授けるばかりではない、高尚こうしょうな、正直な、武士的な元気を鼓吹こすいすると同時に、野卑やひな、軽躁けいそうな、暴慢ぼうまんな悪風を掃蕩そうとうするにあると思います。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
日本は未だ国を成さざるものなりなど、口を極めて攻撃せらるるときは、我輩も心の内には外国人の謬見びゅうけん妄漫ぼうまんを知らざるにあらず、我が徳風くまでにやぶれたるにあらず、我が家族悉皆しっかい然るにあらず
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
主人はおかしさよりも気支きづかわしく「それでは腹部ばかり膨満ぼうまんして身体しんたいが発達しまい」大原「勿論もちろんさ、大抵な小児こども脾疳ひかんという病気のように手も足も細くせて腹ばかり垂れそうになっている。 ...
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)