“御不審”の読み方と例文
読み方割合
ごふしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大和武尊やまとたけるのみことさまのような、あんな御立派ごりっぱなおかたが、何故なぜなれば海神かいじんいかりをわれたか?——これはおそらくどなたも御不審ごふしんてんかとぞんじまするが、じつわたくしもこれにつきて
ながかく突然いきなり御尋問おたづね申せば御不審ごふしん御道理ごもつともなれど私しは彦兵衞がせがれにて當年たうねん十五歳に相成一人のはゝ御座ござところ彦兵衞御仕置おしおきに成しと聞て打驚うちおどろもとより正直なる父彦兵衞人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしん思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。
人間椅子 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)