“ごふしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御普請82.4%
御不審17.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ほほ、御冗談でしょう。両国橋が御普請ごふしんだというので、どんな様子か拝見に出て来たんですよ」
半七捕物帳:47 金の蝋燭 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ものは分け持ちや、おれ達は持分の御普請ごふしんに精出すのが何より阿弥陀あみださまへの御奉公じゃ。おっとそう言うてる間に日が暮れて来た。さあ、もうのう往のう、明日はまた朝早いぜ
取返し物語 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしん思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。
人間椅子 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
おつ成長せいちやうまし/\器量きりやう拔群ばつくんすぐ發明はつめいなれば加納將監夫婦ふうふひとへに實子の如くいつくしみそだてけるさて或日あるひ徳太郎君につきの女中みなあつま四方山よもやまはなしなどしけるが若君には御運ごうんつたなき御生おうまれなりと申すに徳太郎君御不審ごふしんおぼしめし女中に向ひ其方ども予が事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)