トップ
>
『人間椅子』
ふりがな文庫
『
人間椅子
(
にんげんいす
)
』
佳子は、毎朝、夫の登庁を見送って了うと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、とじ籠るのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているの …
著者
江戸川乱歩
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「苦楽」プラトン社、1925(大正14)年10月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約30分(500文字/分)
朗読目安時間
約50分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
此様
(
このよう
)
機
(
き
)
極
(
ご
)
何
(
いず
)
面
(
おも
)
持
(
もっ
)
懐
(
なつか
)
立去
(
たちさっ
)
安楽
(
コンフォート
)
其辺
(
そのあたり
)
行
(
おこな
)
丈
(
だけ
)
或
(
あるい
)
宛
(
あて
)
嬰児
(
あかんぼ
)
委
(
ゆだ
)
出
(
い
)
如何
(
いかが
)
嘗
(
か
)
此
(
こ
)
極
(
きま
)
暇
(
ひま
)
洩
(
もら
)
揺籃
(
ようらん
)
潜
(
ひそ
)
為
(
ため
)
燃
(
もや
)
病児
(
びょうじ
)
懸
(
かか
)
態
(
わざ
)
惹起
(
ひきおこ
)
怖
(
こわ
)
心遣
(
こころや
)
廻
(
めぐ
)
幽
(
かすか
)
籠
(
こ
)
已
(
すで
)
綴
(
と
)
耽
(
ふ
)
肘掛
(
ひじか
)
肥
(
こ
)
夜々
(
よなよな
)
壁間
(
かべ
)
堪
(
た
)
名残
(
なご
)
上
(
かみ
)
頃
(
ごろ
)
化
(
ばけ
)
匂
(
におい
)
主
(
あるじ
)
軟
(
やわら
)
二
(
ふ
)
凡
(
すべ
)
交
(
かわ
)
僅
(
わずか
)
仕合
(
しあわ
)
傍
(
かたわら
)
使
(
つかい
)
間
(
あいだ
)
鉢植
(
はちうえ
)
筆癖
(
ふでぐせ
)
拵
(
こしら
)
骸骨
(
がいこつ
)
顧
(
かえり
)
頻繁
(
ひんぱん
)
殆
(
ほとん
)
殊更
(
ことさら
)
毀
(
こわ
)
気儘
(
きまま
)
気懸
(
きがか
)
汚
(
けが
)
鞣革
(
なめしがわ
)
渾然
(
こんぜん
)
湧
(
わ
)
漾
(
ただよ
)
鞣皮
(
なめしがわ
)
鞠
(
まり
)
烈
(
はげ
)
無躾
(
ぶしつけ
)
煙草
(
たばこ
)
難
(
がた
)
猶
(
なお
)
隠家
(
かくれが
)
痺
(
しび
)
随
(
したが
)
登庁
(
とうちょう
)
閨秀
(
けいしゅう
)
目論
(
もくろ
)
睦言
(
むつごと
)
硬
(
こわ
)
積
(
つも
)
鑿
(
のみ
)
若
(
も
)
蜘蛛
(
くも
)
薫
(
かおり
)
蓋
(
ふた
)
跫音
(
あしおと
)
背骨
(
せぼね
)
躍
(
おど
)
肴
(
さかな
)