“鞣革”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なめしがわ83.3%
なめしがは16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まるで長靴に使う鞣革なめしがわそっくりになっているし、背後うしろには、普通なら二つに割ってある筈の裾が、四つに裂けてビロビロとさがり
「心臓が鞣革なめしがわで出来ているんだね。しかし僕が幹事を勤めているからには、もう只じゃ義太夫も謡曲もうならせない」
冠婚葬祭博士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
その脚には綺麗な草色の沓足袋くつたびを穿いてゐる。沓は桃色の鞣革なめしがはで、それが黄いろい紐で締めてある。その締めた結玉がキヤベツの形になつてゐる。
十三時 (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
薄き汗衫じゆばん一枚、鞣革なめしがははかま一つなるが、その袴さへ、控鈕ボタンはづれて膝のあたりに垂れかゝりたるを、心ともせずや、「キタルラ」のいと、おもしろげに掻き鳴して坐したり。