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汗衫
ふりがな文庫
“汗衫”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かざみ
75.0%
じゆばん
12.5%
はだぎ
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かざみ
(逆引き)
源氏枕草子等に、かざみといへるもの字に
汗衫
(
かざみ
)
と書くは即ちいまの襦袢なり。
汗取
(
あせとり
)
の
帷子
(
かたびら
)
とおなじき種類にして直ちに肌に着る
衣
(
きぬ
)
なり。
当世女装一斑
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
汗衫(かざみ)の例文をもっと
(6作品)
見る
じゆばん
(逆引き)
常の衣の上に
粗𣑥
(
あらたへ
)
の
汗衫
(
じゆばん
)
を被りたるが、その
衫
(
さん
)
の上に縫附けたる
檸檬
(
リモネ
)
の
殼
(
から
)
は大いなる
鈕
(
ぼたん
)
に
擬
(
まが
)
へたるなり。肩と
鞾
(
くつ
)
とには青菜を結びつけたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
汗衫(じゆばん)の例文をもっと
(1作品)
見る
はだぎ
(逆引き)
翁
(
おきな
)
にドメニカ、ドメニカと呼ばれて、
荒𣑥
(
あらたへ
)
の
汗衫
(
はだぎ
)
ひとつ着たる
媼
(
おうな
)
出
(
い
)
でぬ。手足をばことごとく
露
(
あらは
)
して髮をばふり亂したり。媼は我を抱き寄せて、あまたゝび接吻す。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
汗衫(はだぎ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“汗衫”の意味
《名詞》
汗取りの下着。主に麻製で、奈良時代ごろ、男女が共に用いた。
平安時代中期以降において、童女の正装。両脇が空き、裾が長い。
(出典:Wiktionary)
“汗衫”の解説
汗衫(かざみ)とは、平安時代の貴族階級の女児用の薄手の上着。
元来は汗取りとして着用されたものであったが、軽便な上着として子供服に採用されて高級化し、貴族女児の正装となった。
(出典:Wikipedia)
汗
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
衫
漢検1級
部首:⾐
8画
“汗”で始まる語句
汗
汗袗
汗臭
汗牛充棟
汗顔
汗水
汗馬
汗疹
汗取
汗疣
“汗衫”のふりがなが多い著者
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
久生十蘭
芥川竜之介
泉鏡花
坂口安吾