“じゆばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
襦袢94.0%
繻袢4.0%
汗衫2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
膝から兎もすれば襦袢じゆばんがハミ出しますが、酣醉かんすゐが水をブツかけられたやうにめて、後から/\引つきりなしに身顫ひが襲ひます。
無實むじつの死に至らしめんとなせしでう不埓ふらちの至なり自然後にて昌次郎夫婦がこの世に存命ながらへらば其方は如何致すぞと申されければ憑司は彌々いよ/\我がたくみのあらはれしかとは思へども猶ぬからぬおもてにておそれながら御奉行樣の仰には御座れども着類きるゐおび繻袢じゆばんに至るまで悴に相違御座りませぬと言張を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
常の衣の上に粗𣑥あらたへ汗衫じゆばんを被りたるが、そのさんの上に縫附けたる檸檬リモネからは大いなるぼたんまがへたるなり。肩とくつとには青菜を結びつけたり。
薄き汗衫じゆばん一枚、鞣革なめしがははかま一つなるが、その袴さへ、控鈕ボタンはづれて膝のあたりに垂れかゝりたるを、心ともせずや、「キタルラ」のいと、おもしろげに掻き鳴して坐したり。