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汗衫
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じゆばん
ふりがな文庫
“
汗衫
(
じゆばん
)” の例文
常の衣の上に
粗𣑥
(
あらたへ
)
の
汗衫
(
じゆばん
)
を被りたるが、その
衫
(
さん
)
の上に縫附けたる
檸檬
(
リモネ
)
の
殼
(
から
)
は大いなる
鈕
(
ぼたん
)
に
擬
(
まが
)
へたるなり。肩と
鞾
(
くつ
)
とには青菜を結びつけたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
薄き
汗衫
(
じゆばん
)
一枚、
鞣革
(
なめしがは
)
の
袴
(
はかま
)
一つなるが、その袴さへ、
控鈕
(
ボタン
)
脱
(
はづ
)
れて膝のあたりに垂れかゝりたるを、心ともせずや、「キタルラ」の
絃
(
いと
)
、おもしろげに掻き鳴して坐したり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
“汗衫”の意味
《名詞》
汗取りの下着。主に麻製で、奈良時代ごろ、男女が共に用いた。
平安時代中期以降において、童女の正装。両脇が空き、裾が長い。
(出典:Wiktionary)
“汗衫”の解説
汗衫(かざみ)とは、平安時代の貴族階級の女児用の薄手の上着。
元来は汗取りとして着用されたものであったが、軽便な上着として子供服に採用されて高級化し、貴族女児の正装となった。
(出典:Wikipedia)
汗
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
衫
漢検1級
部首:⾐
8画
“汗”で始まる語句
汗
汗袗
汗臭
汗牛充棟
汗顔
汗水
汗馬
汗疹
汗取
汗疣