繻袢じゆばん)” の例文
石鹸しやぼん氣取きどりたるもふめり、おぬひは桂次けいじ未來みらいつまにとおくりもの〻中なか薄藤色うすふぢいろ繻袢じゆばんゑりしろぬきの牡丹花ぼたんくわかたあるをやりけるに、これをながめしとき桂次けいじかほ
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
無實むじつの死に至らしめんとなせしでう不埓ふらちの至なり自然後にて昌次郎夫婦がこの世に存命ながらへらば其方は如何致すぞと申されければ憑司は彌々いよ/\我がたくみのあらはれしかとは思へども猶ぬからぬおもてにておそれながら御奉行樣の仰には御座れども着類きるゐおび繻袢じゆばんに至るまで悴に相違御座りませぬと言張を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)