“大伽藍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいがらん96.8%
ダイガラン3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その勝ち誇った調和音が大伽藍だいがらんの隅々まで満たしてしまうのを聞くときほど、音楽が荘厳そうごんに人の道徳的感情に迫ってくるのを知らない。
「南都の大伽藍だいがらんを焼き払ったり、大仏殿の炎上を敢てしたりした平家が、その仏にすがって、調伏の祈願するとは、何という勝手なことだ」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
飛鳥アスカの宮の仰せを受けてとも言ひ、又御自身の御発起ゴホツキからだとも言ふが、一人の尊いみ子が、昔の地を占めにお出でなされて、大伽藍ダイガランを建てさせられた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)