“喉音”の読み方と例文
読み方割合
こうおん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのrの喉音こうおんや語尾の自然な音韻が紛れもないドイツの生粋きっすいの気分を旅客の耳に吹き込むものであった。パンとゆで玉子を買って食う。
旅日記から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
そしてあたかも自分ひとりであるかのように、切れぎれの流行歌やばかな反唱句などを口ずさんだが、しわがれた喉音こうおんのためにそれも悲しげに響いた。
「むっ」と喉音こうおん潜めた気合。掛けると同時に一躍した。ピカリ剣光、狙いは胸、身をひらめかして片手突き!
二人町奴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)