“乱(み)” の例文
旧字:亂
千代(ちい)ちやん今日(けふ)は少(すこ)し快(よ)い方(はう)かへと二枚折(まいをり)の屏風(べうぶ)押(お)し明(あ)けて枕(まくら)もとへ坐(すは)る良之助(りやうのすけ)に乱(み)だせし姿(すがた)恥(はづ)かしく起(お)きかへらんとつく手(て)もいたく痩(や)せたり。
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
蛮夷、夏(か)を乱(み)だるは聖人の憂うるところなれども、その聖人国(せいじんこく)を蛮夷に奪われたるは今の大清(たいしん)なれども、大清の人民もまた聖人の書をもって教となすべし。
徳育如何 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
其三尺四方の溝(どぶ)のやうな田池の中には、先刻(さつき)大酔して人に扶(たす)けられて戸外へ出たかの藤田重右衛門が、殆ど池の広さ一杯に、髪を乱(み)だし、顔を打伏(うつぶ)して、丸で
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)