“悩乱”のいろいろな読み方と例文
旧字:惱亂
読み方割合
のうらん91.7%
なうらん8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生まれて、二十年もの後、その子清盛をして、悩乱のうらんせしめなければならないのか。そのこと自体のほうが、よほど、ふしぎといってよい。
不馴ふなれのためにペンが横へれるかも知れませんが、頭が悩乱のうらんして筆がしどろに走るのではないように思います。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
振向ふりむざまに、ぶつきらぼうつて、握拳にぎりこぶしで、ひたいこすつたのが、悩乱なうらんしたかしらかみを、掻毮かきむしりでもしたさうにえて、けむりなび天井てんじやうあふいだ。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)