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中空
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ちゅうくう
ふりがな文庫
“
中空
(
ちゅうくう
)” の例文
中空
(
ちゅうくう
)
には大なる
暈
(
かさ
)
戴
(
いただ
)
きし
黄
(
きいろ
)
き月を仰ぎ、低く地平線に接しては煙の如き横雲を漂はしたる
田圃
(
たんぼ
)
を越え、
彼方
(
かなた
)
遥かに
廓
(
くるわ
)
の屋根を望む処。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
子宮
(
しきゅう
)
は
茄子
(
なす
)
の形をした
中空
(
ちゅうくう
)
の
器
(
うつわ
)
である。そう考えると、子宮にもその寸法に応じた或る振動数がある筈だ。
振動魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
中空
(
ちゅうくう
)
の三日月、両側の家々、家々の窓の
薔薇
(
ばら
)
の花を映した一すじの水路の水の光り、——それは皆前に見た通りである。が、あの愛くるしい少女だけはどうしたのか今度は顔を出さない。
少年
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
壮観
(
そうかん
)
とは、このことであろう。
中空
(
ちゅうくう
)
にかかる雪の爆布は、だんだんと近づいてきた。こっちからは、車体はすこしも見えない。見えるのは、ただ雪と煙りとだけであった。
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“中空”の意味
《名詞》
そら。虚空。空中。
内部が空であること。
(出典:Wiktionary)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
“中”で始まる語句
中
中央
中間
中々
中宮
中旬
中心
中原
中風
中洲