中人ちゅうじん)” の例文
いやしくもこの光陰をもって、これを勉強に施さば、中人ちゅうじんといえどもまた必ず一事業を成すにたらんか。余ここに感ずることありて、日曜日の説を作る。
日曜日之説 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
しかれどもこれ中人ちゅうじん以上、家道やや豊富なる者につきてその理をのぶるなり。なんとなれば文明の国といえども、父母たるもの、家において十分によくその子女を訓育する者まれなり。
教育談 (新字新仮名) / 箕作秋坪(著)