“陰地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんち60.0%
かげじ20.0%
かげち20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そも/\越後国は北方の陰地いんちなれども一国いつこくの内陰陽いんやう前後ぜんごす。いかんとなれば天は西北にたらず、ゆゑに西北をいんとし、地は東南にたらず、ゆゑに東南をやうとす。
ただ僧徒らに何らの抗意なく、いたずらに戦慄おののけるのみなると、さきには陰地かげじに立てりし妙念の、今ところを異にして月色の中に輝けると異る。
道成寺(一幕劇) (新字新仮名) / 郡虎彦(著)
うめはもと/\土地とちかわいた日當ひあたりのよいところにてきし、陰地かげちには、ふさはないですから、梅林うめばやしつくるには、なるべく南向みなみむきで土地とち傾斜けいしやしたところがよいのです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)