“あち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彼方42.9%
阿直14.3%
台湾7.1%
彼処7.1%
彼地7.1%
足7.1%
那地7.1%
阿知7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
番頭久八は大いに驚き主人五兵衞へ段々(だん/\)に詫言(わびごと)に及び千太郎には厚く異見(いけん)を加へ彼方(あち)此方(こち)と執成(とりな)しければ五兵衞も漸々(やう/\)怒(いか)りを治め此後を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
また百濟(くだら)の國王照古王(しようこおう)が牡馬(おうま)一疋・牝馬(めうま)一疋をアチキシに付けて貢(たてまつ)りました。このアチキシは阿直(あち)の史等(ふみひと)の祖先です。また大刀と大鏡とを貢りました。
「台湾(あち)では、チトチトやってもよく効くのを、おばアさん一時(いっとき)に飲んだでナア、いや、別に、悪いもんでも、叱られるよな薬でもないが、チト強いでナア。虎の血と、蛇と——もひとつ……」
今憂(うれい)の重荷(おもに)を負(お)うて直下(すぐした)に働いて居る彼爺さん達、彼処(あち)此処(こち)に鳶色に焦(こが)れた欅(けやき)の下樫(かし)の木蔭に平和を夢みて居る幾個(いくつ)の茅舎(ぼうしゃ)
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
「ほら、ほら、ほら。父(てて)が彼地(あち)から帰って見えた。父が見えたろ、父が——」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山田(やーまだ)のなーかの、一本足(あち)の案山子(かがち)
野ざらし (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
那地(あち)此地(こち)と尋(たづ)ね居しが此所で御目に懸らうとは夢にも存ぜずと云時勝手(かつて)にて御花さん/\と呼(よぶ)聲(こゑ)の聞ゆるにぞ然らば後にと云捨て御花は頓(やが)て立去けり斯(かく)て忠八は三年越(ごし)尋(たづ)ね詫(わび)たるお花に※(はか)らずも今宵(こよひ)廻(めぐ)り逢たることなれば一時に豫(かね)ての望(のぞ)み足ぬと湯もそこ/\にして上り夕飯(ゆふはん)も仕舞(しまひ)お花の知せを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ここに倭(やまと)の漢(あや)の直(あたへ)の祖、阿知(あち)の直、盜み出でて、御馬に乘せまつりて、倭(やまと)にいでまさしめき。かれ多遲比野(たぢひの)六に到りて、寤めまして詔りたまはく、「此處(ここ)は何處(いづく)ぞ」と詔りたまひき。