藤江ふぢえ)” の例文
さうした着物きものは、やまふぢ纎維せんいつたものがおほかつたので、藤江ふぢえのふぢをおこすために、あらたへのといふ言葉ことばを、ゑたのであります。ぎのうた
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
ほかにも、とほつてゐるふねがある。自分じぶんふねつて、たびをしてゐる。あゝして、むかうとほつてゐるふねかられば、われ/\をばこの藤江ふぢえうらで、すゝきりをしてゐる海人あま村人むらびとてゐるだらうよ。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)