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纎維
さうした
着物は、
山の
藤の
纎維で
織つたものが
多かつたので、
藤江のふぢを
起すために、あらたへのといふ
言葉を、
据ゑたのであります。
次ぎの
歌
それから、
大きな
木材から
細かな
纎維をとつて
紙をこしらへたり、その
他にも
使ふようにもなり、
最近では
人造絹絲の
原料にも
澤山の
木材を
使つてゐます。
毎日必ず
汗でぐつしりと
濕るので、
其の
強靱な
纎維の
力が
脆く
成つて、
秋の
冷たい
季節までにはどうしても
中途で一
度は
換へねばならぬと
勘次が
自慢して
居る
紐は
埃が
加はつて
汚れて
居た。