“纎維(せんゐ)” の例文
毎日(まいにち)必(かなら)ず汗(あせ)でぐつしりと濕(しめ)るので、其(そ)の強靱(きやうじん)な纎維(せんゐ)の力(ちから)が脆(もろ)く成(な)つて、秋(あき)の冷(つめ)たい季節(きせつ)までにはどうしても中途(ちうと)で一度(ど)は換(か)へねばならぬと勘次(かんじ)が自慢(じまん)して居(ゐ)る紐(ひも)は埃(ほこり)が加(くは)はつて汚(よご)れて居(ゐ)た。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)