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纎
ふりがな文庫
“纎”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ほそ
80.0%
か
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほそ
(逆引き)
王を二尺左に離れて、
床几
(
しょうぎ
)
の上に、
纎
(
ほそ
)
き指を組み合せて、
膝
(
ひざ
)
より下は長き
裳
(
もすそ
)
にかくれて
履
(
くつ
)
のありかさえ定かならず。
薤露行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
拇指の
腸處
(
わたどころ
)
の細紋が見え、指の
木賊條
(
とくさすぢ
)
の縱の
纎
(
ほそ
)
いのが見え、漸く指頭の渦卷や流れ
紋
(
すぢ
)
の見ゆるに至るまで、次第次第に夜が明け放るゝに及び、やがて日がさし昇るに及ぶ
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
纎(ほそ)の例文をもっと
(4作品)
見る
か
(逆引き)
此
纎
(
か
)
弱き娘一人とり止むる事かなはで、勢ひに乘りて驅け出す時には大の男二人がゝりにても六つかしき時の有ける。
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
纎(か)の例文をもっと
(1作品)
見る
纎
部首:⽷
21画
“纎”を含む語句
纎弱
纎手
纎維
纎月
小纎麗
木纎維用等
此纎弱
纎条
纎細
“纎”のふりがなが多い著者
北原白秋
樋口一葉
幸田露伴
夏目漱石