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纎
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ほそ
ふりがな文庫
“
纎
(
ほそ
)” の例文
王を二尺左に離れて、
床几
(
しょうぎ
)
の上に、
纎
(
ほそ
)
き指を組み合せて、
膝
(
ひざ
)
より下は長き
裳
(
もすそ
)
にかくれて
履
(
くつ
)
のありかさえ定かならず。
薤露行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
拇指の
腸處
(
わたどころ
)
の細紋が見え、指の
木賊條
(
とくさすぢ
)
の縱の
纎
(
ほそ
)
いのが見え、漸く指頭の渦卷や流れ
紋
(
すぢ
)
の見ゆるに至るまで、次第次第に夜が明け放るゝに及び、やがて日がさし昇るに及ぶ
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
くくと啼きころころと繼ぐ
蛙
(
かはづ
)
のこゑ
纎
(
ほそ
)
き月夜のものとし聽きゐる
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
くくと啼きころころと継ぐ
蛙
(
かはづ
)
のこゑ
纎
(
ほそ
)
き月夜のものとし聴きゐる
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
纎
(
ほそ
)
くのみ月の見え來る
短夜
(
みじかよ
)
をまだ
最中
(
さなか
)
なり落ちしきるもの
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
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纎
(
ほそ
)
くのみ月の見え来る
短夜
(
みじかよ
)
をまだ
最中
(
さなか
)
なり落ちしきるもの
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
纎
部首:⽷
21画
“纎”を含む語句
纎弱
纎手
纎維
纎月
小纎麗
木纎維用等
此纎弱
纎条
纎細