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纎手
ふりがな文庫
“纎手”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
せんしゆ
66.7%
て
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せんしゆ
(逆引き)
四人までがその
纎手
(
せんしゆ
)
に墨で短刀を描き添へられ、それ/″\の短刀に、赤黒い
眞物
(
ほんもの
)
の血糊がついてゐるとしたらどうでせう。
銭形平次捕物控:209 浮世絵の女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
がたりと
音
(
おと
)
して一ゆり
搖
(
ゆ
)
れヽば、するり
落
(
おち
)
かヽる
後
(
うし
)
ろざしの
金簪
(
きんかん
)
を、
令孃
(
ひめ
)
は
纎手
(
せんしゆ
)
に
受
(
う
)
けとめ
給
(
たま
)
ふ
途端
(
とたん
)
、
夕風
(
ゆふかぜ
)
さつと
其袂
(
そのたもと
)
を
吹
(
ふ
)
きあぐれば、
飜
(
ひる
)
がへる八つ
口
(
くち
)
ひらひらと
洩
(
も
)
れて
散
(
ち
)
る
物
(
もの
)
ありけり
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
纎手(せんしゆ)の例文をもっと
(2作品)
見る
て
(逆引き)
『あら、
父君
(
おとつさん
)
は
單獨
(
ひとり
)
で
何處
(
どこ
)
へいらつしやつたの、もうお
皈
(
かへ
)
りにはならないのですか。』と
母君
(
はゝぎみ
)
の
纎手
(
て
)
に
依
(
よ
)
りすがると
春枝夫人
(
はるえふじん
)
は
凛々
(
りゝ
)
しとはいひ、
女心
(
をんなごゝろ
)
のそゞろに
哀
(
あはれ
)
を
催
(
もよほ
)
して、
愁然
(
しゆうぜん
)
と
見送
(
みおく
)
る
良人
(
をつと
)
の
行方
(
ゆくかた
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
纎手(て)の例文をもっと
(1作品)
見る
纎
部首:⽷
21画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“纎”で始まる語句
纎
纎弱
纎維
纎月
纎条
纎細
“纎手”のふりがなが多い著者
押川春浪
樋口一葉
野村胡堂