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纎手
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せんしゆ
ふりがな文庫
“
纎手
(
せんしゆ
)” の例文
四人までがその
纎手
(
せんしゆ
)
に墨で短刀を描き添へられ、それ/″\の短刀に、赤黒い
眞物
(
ほんもの
)
の血糊がついてゐるとしたらどうでせう。
銭形平次捕物控:209 浮世絵の女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
がたりと
音
(
おと
)
して一ゆり
搖
(
ゆ
)
れヽば、するり
落
(
おち
)
かヽる
後
(
うし
)
ろざしの
金簪
(
きんかん
)
を、
令孃
(
ひめ
)
は
纎手
(
せんしゆ
)
に
受
(
う
)
けとめ
給
(
たま
)
ふ
途端
(
とたん
)
、
夕風
(
ゆふかぜ
)
さつと
其袂
(
そのたもと
)
を
吹
(
ふ
)
きあぐれば、
飜
(
ひる
)
がへる八つ
口
(
くち
)
ひらひらと
洩
(
も
)
れて
散
(
ち
)
る
物
(
もの
)
ありけり
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
纎
部首:⽷
21画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“纎”で始まる語句
纎
纎弱
纎維
纎月
纎条
纎細