纎手せんしゆ)” の例文
四人までがその纎手せんしゆに墨で短刀を描き添へられ、それ/″\の短刀に、赤黒い眞物ほんものの血糊がついてゐるとしたらどうでせう。
がたりとおとして一ゆりれヽば、するりおちかヽるうしろざしの金簪きんかんを、令孃ひめ纎手せんしゆけとめたま途端とたん夕風ゆふかぜさつと其袂そのたもときあぐれば、ひるがへる八つくちひらひらとれてものありけり
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)