“水茎”のいろいろな読み方と例文
旧字:水莖
読み方割合
みずぐき50.0%
みずくき35.7%
みづくき7.1%
みづぐき7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊勢源の質屋の角を曲って杵屋助三郎と懸行燈に水茎みずぐきの跡細々と油の燃え尽した師匠家の前まで来ると、ただごとならぬ人だかりが岡っ引勘次の眼を惹いた。
世尊寺流せそんじりゅうとか醍醐風だいごふうとかいうような、色紙うつりのする水茎みずくきの文字ではない。文字もかれの気質どおり、わがままにね、気ままに躍っている。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ますらをとおもへるわれ水茎みづくき水城みづきのうへになみだのごはむ 〔巻六・九六八〕 大伴旅人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
聞くにもつらしいふもうし、まして筆もてしるさむは、いといたましきわざなれど、のちに忍ばんたよりとも、思ふ心に水茎みづぐきの、あとにくこそのこすなれ
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)