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水茎
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みずくき
ふりがな文庫
“
水茎
(
みずくき
)” の例文
旧字:
水莖
世尊寺流
(
せそんじりゅう
)
とか
醍醐風
(
だいごふう
)
とかいうような、色紙うつりのする
水茎
(
みずくき
)
の文字ではない。文字もかれの気質どおり、わがままに
刎
(
は
)
ね、気ままに躍っている。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こうやって目のあたりになつかしい
水茎
(
みずくき
)
のあとをみると、その恋しさ、悲しさはつのるばかりで、主従たがいに涙にむせんで言葉を交すこともできなかった。
現代語訳 平家物語:02 第二巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
錦子に思いを寄せた郷里の男のことは、いなぶねの死後に出た秘書——美しい
水茎
(
みずくき
)
のあとで、改良半紙に書かれた「鏡花録」によって
僅
(
わずか
)
の人が知っているだけだ。
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
なるほど、そこには、やさしい女文字の
水茎
(
みずくき
)
のあとが、長々と紙の上にたなびいている。こういう手紙を人に知らさず認めて、胸を躍らせながら、やりとりすることは憎い!
大菩薩峠:27 鈴慕の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
水茎
(
みずくき
)
のあともうるわしく、相当の教養を思わせる文章である。すでに六十五、六歳……というのは、読み終えてからわかったことで、手紙から受けた感じは、申し分なく若々しいものだった。
胡堂百話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
茎
常用漢字
中学
部首:⾋
8画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水溜
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶