“頷紐”の読み方と例文
読み方割合
あごひも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叫喚、悲鳴、絶望、かれは室の中をのたうちまわった。軍服のボタンははずれ、胸の辺はかきむしられ、軍帽は頷紐あごひもをかけたまま押しつぶされ、顔から頬にかけては、嘔吐おうとした汚物が一面に附着した。
一兵卒 (新字新仮名) / 田山花袋(著)