トップ
>
合点
>
がつてん
ふりがな文庫
“
合点
(
がつてん
)” の例文
旧字:
合點
青邨はいつだつたかの淡窓の答へを思ひ出して、
何
(
ど
)
うにも
合点
(
がつてん
)
の往かないらしかつた。で、
立続
(
たてつゞ
)
けに今一つの
質問
(
とひ
)
を投げ出した。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
困
(
こま
)
つた
事
(
こと
)
には、
私
(
わし
)
が
腹
(
はら
)
からの
工夫
(
くふう
)
でねえでの、
焼
(
や
)
くまいやうに
手
(
て
)
を
抜
(
ぬ
)
くと、
五位鷺
(
ごゐさぎ
)
が
動
(
うご
)
かぬ。
濠
(
ほり
)
の
真中
(
まんなか
)
で
燃
(
も
)
え
出
(
だ
)
すを
合点
(
がつてん
)
の
向
(
むき
)
には、
幾度
(
いくど
)
も
拵
(
こさ
)
へて
乗
(
の
)
せて
進
(
しん
)
ぜる。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「青雲の志ある者の軽々しく口にすべき語にあらず」とは燕雀生の独り
合点
(
がつてん
)
なり。
念仁波念遠入礼帖
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
僕は由来を聞かないで独り
合点
(
がつてん
)
をして居た方が一層興味が深かつたと思つた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
ホイキタ
合点
(
がつてん
)
だ
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
▼ もっと見る
恁
(
か
)
う
成
(
な
)
ると、
最
(
も
)
う
外聞
(
ぐわいぶん
)
なんぞ
構
(
かま
)
つては
居
(
ゐ
)
られない。
魅
(
つま
)
まれたか
誑
(
たぶらか
)
されたか、
山路
(
やまみち
)
を
夢中
(
むちゆう
)
で
歩行
(
ある
)
いた
事
(
こと
)
を
言出
(
いひだ
)
すと、
皆
(
みな
)
まで
恥
(
はぢ
)
を
言
(
い
)
はぬ
内
(
うち
)
に……
其
(
そ
)
の
若
(
わか
)
い
男
(
をとこ
)
が
半分
(
はんぶん
)
で
合点
(
がつてん
)
したんです。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
思
(
おも
)
はず
合点
(
がつてん
)
した。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“合点”の意味
《名詞》
和歌などを批評して点をつけること。
回状を承知した印として自分の名前に点をつけること。
承知すること。
納得すること。
(出典:Wiktionary)
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
点
常用漢字
小2
部首:⽕
9画
“合点”で始まる語句
合点々々
合点合点
合点長屋