“世外”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せがい54.5%
せいぐわい18.2%
せぐわい18.2%
せいがい9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ですから、そこを鄭玄ていげんにとりなしてもらうのです。ともかく、世外せがいの高士に、世俗の働きをさせるところが、この策の妙たるところなんです」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(余芭蕉年表一名はせを年代記といふものを作せり、書肆しよしこくを乞ども考証未足ゆゑに刻をゆるさず)おきな身を世外せいぐわいおきて四方に雲水うんすゐし、江戸にあとをとゞめず。
桃桜も此ころをさかりにて雪に世外せぐわいの花をるなり。
嘯詠寒山しょうえいかんざんに擬すの句は、このろうの行為にてらせば、矯飾きょうしょくの言に近きを覚ゆれども、もしれ知己にわずんば、強項きょうこうの人、あるい呉山ござんに老朽をあまんじて、一生世外せいがい衲子とっしたりしも、また知るべからず
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)