“せいがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
西崖33.3%
青蓋16.7%
世凱16.7%
世外16.7%
世涯16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
の道ならば『芥子園画伝かいしえんがでん』をそのままに説きもいづべく油画ならばまづ写生の仕方光線の取方絵具の調合なんど鴎外おうがい西崖せいがい両先生が『洋画手引草てびきぐさ』にも記されたりと逃げもすべきに
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「そうだ。青蓋せいがい句集というのを出している、——あの男が小えんの檀那だんななんだ。いや、二月ふたつきほどまえまでは檀那だったんだ。今じゃ全然手を切っているが、——」
一夕話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
若槻峯太郎わかつきみねたろう俳号はいごう青蓋せいがいじゃないか?」
一夕話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
今日の状態は独りえん世凱せいがい〕政府たるがためのみでなく、袁ほろんでそんぶん〕が立とうが、こうこう〕が立とうが、誰が立とうとも同一である。
三たび東方の平和を論ず (新字新仮名) / 大隈重信(著)
嘯詠寒山しょうえいかんざんに擬すの句は、このろうの行為にてらせば、矯飾きょうしょくの言に近きを覚ゆれども、もしれ知己にわずんば、強項きょうこうの人、あるい呉山ござんに老朽をあまんじて、一生世外せいがい衲子とっしたりしも、また知るべからず
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
余は自己を欺きつつありしものにして余の真性は悪鬼なりしなり、何ぞ今日こんにちよりは基督信徒たるの名を全く脱し普通世人の世涯せいがいに帰らざる、
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)