“青蓋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいがい50.0%
あおがさ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうだ。青蓋せいがい句集というのを出している、——あの男が小えんの檀那だんななんだ。いや、二月ふたつきほどまえまでは檀那だったんだ。今じゃ全然手を切っているが、——」
一夕話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
若槻峯太郎わかつきみねたろう俳号はいごう青蓋せいがいじゃないか?」
一夕話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
湯島の家の方で親子そろって食った時のことが浮んで来た。この同じ食卓があの以前の住居すまいに置いてある。青蓋あおがさ洋燈ランプが照している。そこにはかたづいて来たばかりのおせんが居る。
刺繍 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)