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擬
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よそ
ふりがな文庫
“
擬
(
よそ
)” の例文
刺あるをもて薔薇の花を、心に毒ありて貌美しき女に
擬
(
よそ
)
へんは余りに浅はかなるべし。刺も緑の茎に紅く見えたる、おもむき無きならず。
花のいろ/\
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
まるめろを子羽に
擬
(
よそ
)
へんは烏滸の限りなれど、子羽といひし人、おほよそは喩へば此樹の如くにもありけむと、其後此花を見るたびに思ふも、花の添へたる智慧なれや。
花のいろ/\
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
難波江の蘆の枯葉をわたる風をも皆
御法
(
みのり
)
説く声ぞと聞き、浮世をよそに振りすてゝ越えし鈴鹿や神路山、かたじけなさに涙こぼれつ、行へも知れず消え失する富士の
煙
(
けぶ
)
りに思ひを
擬
(
よそ
)
へ
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
この窟上下四方すべて滑らかにして堅き岩なれば、これらの名は皆その
凸
(
たか
)
く張り出でたるところを似つかわしきものに
擬
(
よそ
)
えて、昔の法師らの呼びなせしものにて、窟の内に別に一々岩あるにはあらず。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
擬
常用漢字
中学
部首:⼿
17画
“擬”を含む語句
擬宝珠
模擬
擬寶珠
擬態
江戸児擬
擬勢
擬兵
擬装
擬物
擬音
見擬
擬似
梅擬
擬作高
擬議
擬似恋愛
比擬
模擬試験
擬古
擬古狂詩
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