“見擬”の読み方と例文
読み方割合
みまが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれが井関さんの巧妙なトリックではなかったのか、遊里ゆうりちまたから、覆面をさせれば春子さんと見擬みまがうような女を、探し出すのは、さほど困難ではないだろう。
覆面の舞踏者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
自分の指環や着物などを与えました、高輪田は其の指環や着物を以て死骸を私と見擬みまがう様にし
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
下り切って一里ばかり行くと岩魚留の茶屋で、すぐそばに銀杏と見擬みまがうような珍しく大きい桂の木が鬱蒼と繁っているのを、殿下は御興深げに御覧になって、御小憩の後、木の下にお立ちになり