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擬
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ま
ふりがな文庫
“
擬
(
ま
)” の例文
『
左様
(
さい
)
でございますか。』とか、繰返し/\教へるのであつたが、二人は胸の中でそれを
擬
(
ま
)
ねて見るけれど、仲々お吉の様にはいかぬ。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
私もいつかその口
擬
(
ま
)
ねを覚えて、天幕の店へ坐っていた。
雨の回想
(新字新仮名)
/
若杉鳥子
(著)
『や、小川さんですか。』と
計量器
(
メートルグラス
)
を持つた儘で、『さ
何卒
(
どうぞ
)
お上り下さいまし。』と、無理に
擬
(
ま
)
ねた様な
訛言
(
なまり
)
を使つた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『や、小川さんですか。』と計量器を持つた儘で、『さ
何卒
(
どうぞ
)
お上り下さいまし。』と無理に
擬
(
ま
)
ねた樣な
訛言
(
なまり
)
を使つた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
そして、一年に一度、昔羅馬皇帝が凱旋式に用ゐた
輦
(
くるま
)
——それに
擬
(
ま
)
ねて『即興詩人』のアヌンチャタが乘𢌞した
輦
(
くるま
)
、に
擬
(
ま
)
ねた輦に乘つて、市中を隈なく𢌞る。
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
そして、一年に一度、昔
羅馬
(
ロウマ
)
皇帝が凱旋式に用ゐた
輦
(
くるま
)
——それに
擬
(
ま
)
ねて『即興詩人』のアヌンチヤタが乗廻した輦、に擬ねた輦に乗つて、市中を隈なく廻る。
葬列
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『お歸んなさい。』とか『
左樣
(
さい
)
でございますか。』とか、繰返し/\教へるのであつたが、二人は胸の中でそれを
擬
(
ま
)
ねて見るけれど、仲々お吉の樣にはいかぬ。
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
擬
常用漢字
中学
部首:⼿
17画
“擬”を含む語句
擬宝珠
模擬
擬寶珠
擬態
江戸児擬
擬勢
擬兵
擬装
擬物
擬音
見擬
擬似
梅擬
擬作高
擬議
擬似恋愛
比擬
模擬試験
擬古
擬古狂詩
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